オゾン層破壊と紫外線


 

「紫外線による悪影響が、どれだけ大きいか」というのを大きく左右するのが、オゾン層の存在です。

 

10年以上前から、「フロンガスなどによってオゾン層が破壊され減少している」
というようなことが言われるようになっていますよね。

 

オゾン層の破壊が、具体的にどんな問題をもたらすのか、そのことについてご説明しましょう。

 

オゾン層破壊で、紫外線B波の量が増える!

 

オゾン層破壊で大きな問題となってくるのが、「紫外線B波の増加」です。

 

というのも、実は紫外線B波の大半はオゾン層が吸収してくれていて、地表に到達するオゾン層は、あくまで「紫外線B波の一部」なんですよね。

 

ところがオゾン層の破壊が進んでしまうと、紫外線B波の吸収力も減ってしまうため、地表に到達する紫外線B波の量が増えてしまうというわけです。

 

今の量でさえ、紫外線B波「肌の炎症を起こす」「皮膚がんのリスクを増大させる」など、
大きな悪影響を与える存在。

 

これが今後のオゾン層破壊によって、さらに深刻になってしまうことが予想されるのです。

 

今は無縁の「紫外線C波」がやってくる可能性あり!?

 

オゾン層破壊でもうひとつ恐ろしいのが、
「今は地表に到達していない紫外線C波が、
地表に届くようになる可能性がある」ということです。

 

現在のところ、紫外線C波はすべてオゾン層が吸収してくれているので、地表に到達することはなく、私たちもその悪影響を受けずに生活できています。

 

しかし・・・もしオゾン層の破壊で、紫外線C波が届くとなると、
大変な問題となります。

 

というのも、紫外線C波は「生体に対し、もっとも破壊性が強い紫外線」だからです。もしこれが地表に到達すると、地球上のあらゆる生物に大きな悪影響を与えると予想されているのです。

 

フロンガス不使用でオゾン層破壊は止まった?

 

さて、ここまでの話を聞くと「オゾン層の破壊が紫外線の被害を増やしてしまうことは分かったけど、フロンガスを使用禁止にしてからずいぶん年月がたつし、もうこれ以上破壊されることはないのでは?」と思われるかもしれませんね。

 

ですが・・・残念ながら、オゾン層の破壊はまだ、ゆるやかにですが進行しています。なぜなら、地球上でフロンガスの使用をやめても、それが成層圏において約100年もの間、滞留してしまうからなんですよ。

 

つまり今は「過去に出してしまったフロンガスのツケを払っている状態」なのです。

 

ですから紫外線の悪影響についても、「しばらくの間は、ゆるやかに増大していく」という状態になることが予想されますね。だからこそ、ひとりひとりがしっかりとした紫外線対策の意識を持つ必要があるのです。

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